片頭痛新薬(錠剤)について
ナルティークOD錠は、片頭痛の発作時と発作の予防の両方に使える日本で初めての経口薬です。有効成分の「リメゲパント」が、片頭痛の原因とされる神経伝達物質「CGRP」が働くのをブロックする仕組みで、痛みや吐き気などの諸症状を和らげるとともに、発作の頻度を減らします。OD錠なので水なしで速やかに溶けて服用でき、発作時にも使いやすいのが特徴です。
ナルティークOD錠の作用と効果
作用機序
- 片頭痛発作中に増加するCGRPが、CGRP受容体に結合するのを防ぎます。
- CGRPの作用を阻害することで、血管の拡張や痛みの伝達を抑制します。
効果
- 急性期治療:片頭痛発作時の痛みや、吐き気などの煩わしい症状を軽減します。
- 発症抑制(予防):1ヶ月あたりの頭痛回数を減らします。
用法・用量
- 急性期治療:片頭痛発作時に、1回75mgを服用します。
- 発症抑制(予防):隔日で、1回75mgを服用します。


