各種予防接種(任意接種)のご案内

対象者:海外渡航者、海外赴任者、海外留学者、医療従事者、その他一般

帯状疱疹

過去に水痘(みずぼうそう)に罹患したことがある人は体内にウイルスが潜伏していて、抵抗力・免疫力が低下した時に帯状疱疹として発症します。皮疹・水疱が身体の片側に出現します。ピリピリとした疼痛がみられることが多い。発症部位は、頭部~顔面(17.6%)、頚部~上肢(14.5%)、上肢~胸背部(31.2%)、腹背部(19.6%)、腰背部~下肢(17.1%)となっており、頭部顔面にもみられ強い頭痛の原因となる場合があります。好発年齢は50歳代以降ですが20~40歳代にもみられます。通常、皮膚症状が治ると疼痛も消失しますがその後にもピリピリとした疼痛が持続する場合があります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。なかなか治りにくいことが知られています。ワクチンは帯状疱疹発症予防だけでなく、帯状疱疹後神経痛への移行予防も期待されています。帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)は1回で済みます。公費助成を受けることや、生活保護世帯・市民税非課税世帯の方は自己負担金の免除制度もあります。
(名古屋市役所ホームページを参照ください。)

A型肝炎

A型肝炎は加熱処理されていない食べ物や飲み物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。
ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。国産ワクチンは2回接種後2週間程度で免疫がつくため、海外渡航の際は出発1~2か月前までに受診し、接種を開始するのが理想的です。3回目の接種は帰国後でも問題ありません。3回接種するとその後約5年は効果が持続します。
(当院における対応年齢:3歳以上)

B型肝炎

成人では、B型肝炎ウイルスキャリアの家族がいる場合や、血液や体液に触れる機会の多い仕事(医療従事者、救急隊員、警察官、保育職員、介護職員など)に就いている人は、特に接種が推奨されます。また、性行為感染症の一つですので、性的な行動のある(Sexually active)すべての人にも推奨します。ワクチン3回接種後の防御効果は20年以上持続すると言われています。
(当院における対応年齢:10歳以上)

髄膜炎菌感染症

髄膜炎菌は感染者の呼吸中に生じる飛沫や咽頭分泌物を介して感染します。感染者とのキスやコップの共用などのほか、狭い空間での共同生活(寮生活)など、長時間の緊密な接触が感染の原因となります。髄膜炎ベルト地帯と呼ばれる大西洋からインド洋に至る東西に細長い地域が流行の中心ですが、メッカへの巡礼などにより西アジアでも時に流行が見られます。日本や欧米でも学生などの間で集団感染を起こします。ワクチンの 効果はおよそ80-95%です。効果期間は接種から5年間です。
(当院における対応年齢:3歳以上~56歳未満)

破傷風

破傷風菌が産生する毒素のひとつである神経毒素により痙攣をひき起こす感染症です。破傷風菌は土壌中に広く常在し、 創傷部位から体内に侵入します。特徴的な症状である強直性痙攣は破傷風毒素が主な原因であり、潜伏期間(3 ~21 日)の後に局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身(呼吸困難や後弓反張など)に 移行し、重篤な患者では呼吸筋の麻痺により窒息死することがあります。 破傷風は傷口から感染するので、土に触れる作業従事者、キャンプ、冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人におすすめするワクチンです。1967年以前と 1975年〜1981年 に生まれた人は、破傷風を含むワクチンの定期接種がおこなわれていなかったため、基礎免疫をもっていません。そのためまずは3回接種を推奨します。基礎免疫があれば、追加接種1回だけで約10年間効果があります。
(当院における対応年齢:22歳以上)

狂犬病

狂犬病は、発症すればほぼ100%が死亡する病気です。アジア・アフリカ地域を中心に世界中で発生しています。イヌだけでなくキツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に引っかかれたり、咬まれたりすることによって感染する危険性が高く、長期滞在、研究者など動物と直接接触し感染の機会の多い場合や、奥地・秘境などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない人におすすめするワクチンです。 毎年世界中で約5万人の死者を出しており、感染した動物に噛まれた人の40%は、15歳未満の子供です。潜伏期間は平均で1~2カ月です。初期症状は非特異的で、発熱、頭痛、および倦怠感がみられます。数日以内に脳炎(80%でみられる狂躁型狂犬病)または麻痺(20%でみられる麻痺型狂犬病)を発症します。脳炎は不穏、錯乱、興奮、奇異な行動、幻覚、および不眠症を引き起こします。唾液が過剰に分泌され,水を飲もうとすると喉頭筋および咽頭筋に痛みを伴う痙攣が生じます(恐水病)。麻痺型狂犬病では、上行性の麻痺および四肢麻痺が生じます。通常は症状の出現から3~10日で死亡します。 ラビピュール® ワクチンは、1か月以内に3回接種のスケジュールのため、約1か月で接種が完了します。曝露前のワクチン接種をおこなっている場合であっても、特に狂犬病発生地域でイヌやコウモリなどに咬まれた場合には曝露後のワクチン接種が必要です。
(当院における対応年齢:3歳以上)

肺炎球菌(高齢者用)

肺炎球菌は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。肺炎はわが国の死亡原因の第3位となっていますが、一般に細菌によって生じる肺炎のうち1/4から1/3は肺炎球菌が原因と考えられています。

インフルエンザ(シーズン)

(当院における対応年齢:3歳以上)

各種予防接種は予約にて受付しています。
料金や上記以外のワクチンについても受付窓口へお気軽にご相談ください。
(電話:052-799-3355