頚動脈硬化症MRI

動脈硬化とは、動脈が硬くなって弾力性(血管のやわらかさ)が失われた状態。
動脈壁内に沈着物(プラーク)が蓄積し、また動脈内腔に血栓が生じ血管が狭窄や閉塞しやすくなります。プラークや血栓が剥がれて血流に乗り、末梢側の動脈に詰まり塞栓症を起こす場合もあります。

頚部頚動脈は、心臓〜大動脈そこから脳へと続いている途中の動脈で左右一対あります。その頚部頚動脈分岐部(総頚動脈から内・外頚動脈に分岐する部位)は動脈硬化性変化を起こす好発部位です。プラークとは粥状動脈硬化巣の一部のことです。特に総頚動脈から内頚動脈にかけての病変はその先の脳への血流障害に直結します。この検査ではよりわかりやすく視覚的に色で動脈硬化性変化(特にプラークの有無、さらのその性状)を表現しています。動脈壁の変化において、緑色は線維性と呼ばれ安定したプラーク、黄色は脂質性、赤色は出血性のプラークを示します。この赤色で表示された出血性プラークは破綻しやすく、破綻するとそのプラークの一部が血流に乗りその先の脳内の動脈で詰まり、脳梗塞を発症するもととなり、不安定プラークと呼ばれています。

動脈硬化の危険因子

  • 喫煙
  • 血中コレステロール高値
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 肥満
  • 運動不足
  • 野菜と果物の摂取不足
  • 家族歴(家族に比較的若年での動脈硬化性疾患を発症したひとがいる)
  • 加齢
  • 男性

症状がみられない場合

スクリーニング検査として、血液検査(中性脂肪、LDL/HDLコレステロール、HbA1cなど)、末梢動脈硬化検査(血管年齢)、超音波エコーなどが一般的におこなわれます。

予防の一環として、危険因子はあるものの症状がみられない人に対しては動脈硬化による狭窄や閉塞がないか、プラークの付着の程度を調べる画像検査をおこないます。当院では、動脈硬化の好発部位で脳障害に直結する頚動脈に対してMRIを用いて精査し評価をおこなっています。

検査内容

頚部頚動脈MRI検査(頚動脈MRA、頚動脈プラークカラーイメージング)

検査による評価項目

  • 頚部頚動脈(内頚動脈)の狭窄・閉塞の有無
  • 頚動脈プラークの有無、プラークの性状(質)

結果説明

上記について、画像を示しながら当日結果説明します。異常所見がある場合には、その程度によっては病変増悪予防や治療(内科的治療、外科的治療)についても言及します。検査結果レポートは後日郵送します

検査撮影時間

約20〜30分

料金

6500円(税抜)

受付

この検査は予約制です。電話もしくは直接受付にて希望の日時をお知らせください。